一緒に行ったOさんをホテルグランメール(今は東京第一ホテル)に迎えに行く道すがらに「中城城址」「中村家住宅」のカンバンがあった。美ら海水族館へ行く前にここを見ていくことになった。
■美しい連郭式の城壁「中城城跡」
世界遺産の看板と碑文の前で記念撮影
15世紀半ば王命により座喜味城主だった護佐丸が移り住み増築した。美しいアーチ門、様々な石積み技法を駆使した総石垣の6つの城郭から、グスク建築の最高峰と呼ばれている。石垣をカーブさせることで地盤の弱さをカバーして、壊れにくくしている。1853年に立ち寄ったペリー艦隊の探検隊も築城技術を絶賛したそうだ。
石垣の遺稿(崩れている所も多いが厚みがすごい)
中城城跡からの展望(海も空も美しい)
■眺望を誇る天然要塞の巨大なグスク「今帰仁城跡」
琉球統一王朝が樹立される直前に北山王によって築城された。大小6つの城郭からなる連郭式の広大な山城。サクラの名所としても知られ1月には日本一早いカンヒザクラの「花見」が行われる。ご一緒したOさんの実家の直ぐ近くにあり車で5分ほどで着いた。
規模の大きな今帰仁城跡の石垣
本丸の近く(カメラを構えたら子供が入って来て万歳した)
以前は無かったそうだがお洒落な公園事務所や地域博物館が建てられていた。故郷創生事業の一環かも知れない。大理石がふんだんに使われていて、税金の無駄使いと言えないこともないがクオリティの高い建物は見ていて気持ちが良い。
農機具や地元風俗を展示した博物館
沖縄の観光施設は沢山あるがもっと整備しても良い。県庁は今の時代の言わば「城(ぐすく)」だがこれを幾ら立派にしても観光資源としては価値が無い。首里城再現のようなプロジェクトにもっとお金を注ぎ込んだ方がストックのフロー化が期待できて良い。地元にも良い。