社外監査役をしている会社でファウンダーの会長が引退され、パレスホテルで「感謝する会」が開かれた。ファウンダーの引退は言葉の矛盾だ。通常「ファウンダー」に引退は無い。しかし「ファウンダー」とは言ってもサラリーマンの場合には話は別だ。オーナーの息子など一族が事業を継承する。
昔の老舗などでは、功績のあった番頭などに「暖簾分け」をして「一国一城の主」にして感謝の意志を表現する制度があった。今は『ご苦労さんでした』で終わりだ。しかも通常事業を継承するオーナーファミリーには「ファウンダー」への感謝の気持ちは割合希薄だ。
30人ほどが出席して暖かな雰囲気の中で皆からファウンダーの「会長への思い出」と「感謝の思い出話」が続いた。2時間の予定が2時間半もかかり、立食だったので大分疲れた。しかし社員の「ファウンダー」への感謝の気持ちと温かい思いが伝わる素晴らしい会になった。謝謝。