近所に出来たセコム医療システムの高級老人ホーム「コンフォートガーデンあざみ野」を見学した。敷地は元三菱銀行の所有で、アメリカンフットボールの練習や試合に使用されていたオール芝生の美しいグラウンドだった。1万5千平米もあり実にゆったりしている。元々植えられていた樹木は既に大きくなっていて風格がある。
エントランス 昔からの檜は風格が出てきている。まだ工事中だ。
建物全体の模型
入居一時金が2人の場合には1億円(56㎡)から2億円(100㎡)だ。他に毎月、食事代などで50万円ほどかかる。「サクラビア成城」なども手がけているだけに行き届いた配慮がいたるところで感じられた。1億円の個室は高級ホテルのスイートルームの趣だ。贅沢ではないが大理石なども巧く配して心地よい空間を演出している。
下の写真は1億円の個室 2億円の個室も2室見たが私には関係ないので写真なし。さすがセキュリティシステムは万全だ。
この辺は1級住宅専用区域で4割の建蔽率のために割とゆったりと建物が配置されており、「3階建て」と低層で、庭が広く綺麗だ。散歩などで回遊できるように遊歩道も出来ていた。現在工事中だが出来上がれば素晴らしい庭になるはずだ。居住者のガーデニングなども考えられているそうだ。東京農業大学浅野教授の教室とタイアップして園芸療法や庭園の維持なども行う予定だ。学生を実習で安く使える。
庭の端のサクラの向こう側にはこれも広大な「四季芸術センター」がある。あざみ野は単なる高級住宅地ではなく「文化の発信基地」になろうとしている。
各種趣味活動のほかにコンサート、ガーデニング、隣の敷地の「劇団四季」との交流も考えられている。今回は完成した住居棟のサースウィングとガーデンウィングだけを見た。食堂、医療施設、介護施設などの入るメインのセンター棟は追い込みの工事中だ。全部が完了した時点でもう一度訪問することになった。
ここに入って生活をエンジョイするには一時金と同額のお金を持ち、毎月費用の2倍の収入がないといけない。色んなプログラムがあり経済面でそれに参加できないと疎外感を持つことになり楽しくないからだ。
息子や娘に頼れない老後は結構大変だ。「老後の沙汰も金次第」だ。もっと金を貯めて置けばよかった。もう遅いか?