マスタープラン無き再開発Ⅱ進行

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JR飯田橋駅前の中規模開発が動き出した。今までは反対したり立てこもったりしていた人達が動いた。地下鉄5路線が乗り入れている東京の一等地にふさわしくない建物が殆どだった。未だに反対ののぼりを下げたままのビルもある。

中規模開発の現場(未だに反対のノボリ付きのビルも有る)

ひたひたと再開発の波は押し寄せている。しかし部分最適化で小さなビルを建て替えてしまうところが多い。これでは虫食いになってしまい到底、世界の都市に伍して行ける東京は実現できない。これからは世界規模での都市同士の競争になる。前のオリンピックで東京の社会基盤は整備されたが大変いびつで美しくない都市に成り下がってしまった。

個別開発の現場(後で必ず「地域総合開発」の障害になる)

東京は次のオリンピックで又、都市再生のチャンスを捕まえる必要がある。東京の最大の問題は自動車での交通システムだ。移動の効率の悪さと駐車場問題をなおざりにしてどんどん車が増えている。住宅の貧しさも世界的に有名だ。狭くて質の悪い住宅が大半だ。

東京23区内は2階建ての住宅や5階未満のビルは認めないようにすべきだ。千代田区富士見にも大正時代に建てられたような古い木造の住宅が幾らでもある。「低度土地活用税(仮称)」を導入してこのような住宅やビルをなくす努力が欠かせない。東京都にも国にも都市づくりのノウハウやマスタープランが無い。薩摩や長州の田舎出身者が国を治めてきた弊害ではないか。都会出身者が国のリーダーにならなければ世界に伍して行ける「TOKYO」は実現出来ない。