扶桑社の市販本「新しい歴史教科書」を読んだ

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教科書問題がかまびすしい中で扶桑社の市販本「新しい歴史教科書」を買った。忙しくて読めなかったが最近やっと近代史と現代史の部分、第4章「近代日本の建設」と第5章「世界大戦の時代と日本」を読み終えた。

この教科書は偏向しているということで杉並区と大田原市の2教育委員会しか採用しなかったいわくつきの教科書だ。多分近代と現代史が一番その人の歴史観によって大きく解釈が分かれるところではないかと思う。通して読んだ限りでは一切偏向などは感じられなかった。むしろ控え目な感じで戦中の日本軍及び日本人がしたことも悪いことは悪いと正確に記述されており、問題は感じられなかった。

左偏向の教科書は読んでいないので比較で物を言うことは出来ない。他の教科書も自信が有るならこのようにして市販本を出すべきである。国民もこぞって教科書問題に関心を向けてもっと勉強すべきかと思う。これによって日本の将来を担う中学生の歴史観が決ってしまうのだ。最近は自虐的な学習を暗くてイヤだと感じている子供が多くなって来ているそうだ。自分の国に自信と誇りを持たせない教育で「健全な国民」が育つわけがない。

新しい歴史教科書をつくる会