今日仕事で上野へ行ったついでに上野公園のさくらをモニターした。肌を引き裂く寒風の中多くの人達が上野駅目指して帰ってきていた。未だ3時なのにと思ったが、一寸歩いてみて分かった。寒くて、寒くて、立っていられない。何かして動いていないといけない状態だ。
上野の森と駅前広場を結ぶペデストリアンデッキが出来ていた。お世辞にもセンスが良いとはいえない風情の無い単なる橋だ。芸術好きなフランス人が見たら怒るだろう。日本人だって怒る代物だ。JRのセンスで物を作ってはいけない見本だ。皆さんも是非見て欲しい。嫌な勿体無い空間だ。無いより良いではすまない。貴重な資源を使うのだ。芸術が全てではないがもう少し考えてもよさそうなものだ。駅中(えきなか)「e-cute」を推進するJRも、これを作ったのも同じJRだ。未だ「国鉄」が残っている。
公園の中では、2人程でシマ取りをしているエリアがいくつも在った。5時半から花見なのかと思いぞっとした。今でも十分に寒い。多分5℃か4℃位のはずだ。おまけに冷たい風も吹いている。夜になればもっと下がって零下も予想される。花見も東京では命がけだ。明日の朝刊に「上野の山にて花見で凍死者続出」なんて出なければ良いがと心配だ。何はともあれ「さくら」は今満開。午前中の風の無い時刻での花見をお薦めしたい。
上野の残り写真
昨日まで行っていたフィリッピン・セブ島のノンビリゆったり生活を楽しんでいる光景とは全く違う「命がけで余裕を自演しなければならない余裕の無い『 日本』」をここに見た気がした。日本の貧乏の定義など当てはまらない位貧乏な人達がフィリッピンでは悠々と楽しげに暮らしている。ODAとか言うレベルではなくフィリッピンに対して日本人にしてあげられることは多いと感じた。貧乏脱出のノウハウ・ソフトウェアだ。セブ島・マクタン島には超貧乏な人が想像も出来ないほど沢山いる。
日本のフィリッピン・バーなどに勤めている容姿端麗で歌も出来、日本語も出来る娘はあの国では限られたエリートなのだ。舐めてはいけない。花見の話が飛んだところへ飛んだ。今年の花は寒いので氷漬けで長持ちするかも知れない。4月6日に上野伊豆栄で観桜会が予定されている。