マスタープラン無き再開発

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近所で再開発が始まった。大半が駐車場であった土地であるが一部に残ったぼろビルを取り壊しての再開発だ。しかしバブル期に出来た小さなビルが残ってしまい変則的な敷地になっている。昨日から取り壊しが始まった。

大きなクレーンがやって来てアッと言う間にバリバリ取り壊してしまった。水はかけていたが多分今日当りは大量のアスベストが飛び散っているはずだ。

大きな敷地が確保できない再開発では部分最適化で変則なビルがどんどん建ってしまう。一端建ってしまえば数十年は壊せない。JR貨物駅跡地のアイガーデンや駅近くの大規模再開発に比して中途半端でシャビーな街が出来てしまう。多分これから先の地価にも影響することだろう。成田空港ではないが1軒の強硬な反対があれば計画は頓挫してしまう。一般に高級住宅地とされている麹町でも番町でもぼろぼろな2階建ての一軒家が幾らでもある。下に「証拠事例(エビデンス)」を示した。

東京都心随一の高級住宅地「麹町」の1軒家

パリの中央部では一軒家は許可にならないと聞いている。そう言えば確かにパリではRERで20分ほど郊外に行かないと一軒家は無い。東京でも中心地の一軒家は「土地低活用税」とか作って税金を高くするとか幾らでも方策はあるはずだ。あの権利意識の強いフランスで出来て社会主義国の日本で出来ないはずはない。無策なだけだ。