英国海兵隊に学ぶ『最強組織の作り方』!

Pocket

この本はすごい!

「英国海兵隊に学ぶ『最強組織の作り方』」

「これが史上最強のマネジメント手法だ!!」

確かにその通りだと思う。戦場での判断ミス、判断遅れは非常に危険なことである。命がけの場だから・・・

それなりにマネジメントがしっかりしている。

この本を読んで私の思っていた軍隊のイメージが違っていた。組織において上下関係が厳しく、上司に対して絶対服従であるように思っていた。

しかし、現実はそうではない、絶対服従があったら軍隊は全滅してしまう。部下はその現場では自由に発想しなくては戦えない。

絶対服従ではなく、ミッションに対して絶対であり、その方法は自由なのが軍隊だった。

この手法がビジジネスの世界で重要!

ビジネスの世界と全く同じことだが、ビジョンがあってそのビジョンを実現するために各々にミッションがある。ビジョンの達成のために、このミッションは絶対に遂行しなくてはいけないものである。

そのミッションを実現する方法は、自由であるということ、自由であるが上に必ずミッションを成功させるのが最低条件である。

ビジネスにおいては、これだけ揺れ動く社会においてその現場の判断が成功のカギとなる。だからこそ現場の手法は本人に任せるのが一番成果があがるものである。

当たり前のことだが、なかなかこれができてない企業が多すぎるのである。組織作りの難しさもあるし、それなりに上に立つ人の能力不足もあるのだろう。

人間はロボットではない、考えて行動するものである。だからこそ考えミッションを達成させる。

よく「できる社員」、「できない社員」なんて言葉があるが、「言われたことをちゃんとやってます。」という社員は「できない社員」になる。それは、言われたこと(行動や手法)ではなく、ミッションを達成して初めて「できる社員」だからだと思う。

「言われたことをやってます」とは、ミッションを達成できない言い訳か~?

目的は、ビジョンを達成することそのために、各々がミッションを達成しなくてはならない。この理解ができて初めて、プロジェクトメンバーとなれる。

なんか難しくてどう表現していいのか悩むが、とにかくこの本は勉強になった。最強の組織の意味もわかった気がする。

ビジネス界で実現している企業

実際にこのマネジメント手法、実行している企業があるんですね。

昭和シェル、ローソン、ファイザー、伊藤忠食品など大手企業から中小企業まで数多く採用しているらしい。

また、いろいろな歴史的な事件においても、アポロ計画、日露戦争の日本軍、昨年の福島第一原発のハイパーレスキュー隊など。

新しい手法ではなく、昔からある手法である。それで最強組織と言われるのであれば本当に最強なんでしょう。

ビジョン・・・ what 何をすべきか?

ミッション・・・ why なぜこれをやるのか?

行動・・・ how どうするのか? (自分で考えること)

67件のコメント

  1. 老骨居士

    まさに「全員経営」、自分で考える、チームで考える自立した社員をいかに育てるか。ホンダの「自立、信頼、平等」の哲学もそうですが、ヤマトホールディングスなど、サービス競争に晒されている企業は、いち早く社員への権限委譲を進めています。「社長のトップダウンで動く会社は、社長の能力以上の会社にはなり得ない」というのも真実でしょうね。

  2. 河村

    コメントありがとうございます。その通りですね。中小企業でも大きくなる会社は社長のトップダウンはないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です