2011年、今年もそろそろ年末へ!

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いろいろあった2011年の暮れに向かって

ここ最近、段々と冷え込んでいる。この寒くなる感覚と澄んだ感じの青空は、冬の到来を実感する。

この時期は、実績が悪ければ焦りを感じ、年末を迎えるのに不安になる。実績に余裕があれば来年の抱負など戦略を考えたりできるものであり、その年により、気持ちに天と地の差がでる気がする。

今年、2011年は本当にいろんなことがある年である。リーマンショック以降の不況をどう抜け出すのかという悩みは大きかった。そこから戦略を練り、徐々に回復へ向けて動き出したにも関わらず、東北の震災があった!

不況からの回復が、更に悪化の方向へ進み、不況の回復を妨げられた感じだった。

なんとなく挫折感のようなものを感じた。

企業の構え方が変わった

それから半年経って、各企業の経営者の考え方も変わってきたと思う。

不況の中、「今を耐えれば、来年再来年は上向きに・・・」なんて他力本願的な考えの経営者もいたであろう。

しかし、震災のお陰で、「自分からどうにかする」、「自力で立ち直る」という考えが強くなってきたと思う。

復興は、自分自身の強い意志が大切だからである。

そういう意味では、2011年は日本が強くなった価値ある年でもあると思う。

IT企業、SI屋さんも・・・

IT企業の経営と言えば、SI屋さんであっても常駐ビジネスや下請け業務が多かったと思う。特に中小企業では・・・そのやり方で問題無く利益が上がる甘い時代もあったと思う。

しかし、この2011年、その考え方が変わってきた。

『自力で!』という考えが強くなってきており、自社製品へという動きが主流になりつつあると思う。

弊社は以前から自社製品を開発し販売してきているが、今までは、同業の企業の経営者の方々と話しても、自社製品の開発や販売などについては感心が低かったと思う。しかし、今は、かなりのSI屋さんが各自、製品の開発&販売に興味を持ち進めてきている。

先日、沖縄の企業の経営者の方々と飲む機会があった。以前は、パッケージソフトの話をしてもあまり聞いてくれなかった気がする。しかし、今回気づいた事は、皆さんの方からパッケージビジネスの話をするようになったことである。完全にIT企業がそのビジネスのやり方を変えてきている、進歩していると思う。

IT業界が成長している実感が嬉しいと思う。

一番怖いこと

今やどこの展示会へ行っても同じようなアプリケーションが増えているのが現状だ。

私が恐れていることは、このパッケージビジネスが進み、同じようなものが市場に出回ることで、今度は、価格競争にならないか心配である。

「安ければ売れる。」簡単な原理かもしれないが、そうなって欲しくはない。

パッケージはそれなりの付加価値がないと売れないものである。そうあって欲しい。

価格では無く、製品価値を上げるためにどうするか? それを追い求めたい。

自己満足な製品は売れない、ユーザの気持ちを考えているパッケージ製品それが大切であると思う。弊社の製品は、そこに更なる磨きを掛けていきたいと思う。

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