金融危機のなかのシリコンバレー!

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金融危機を体感したかった。

実は、今回のアメリカ出張のなかで、私なりに興味をもっていたことがある。それは、戦後最大の不況とも言われる金融危機問題の中、アメリカのIT企業はどうなっているのか?凄く、興味があった。

日本でも、この不況の波が影響してきているし、来年は更に悪化すると予測されている。アメリカのIT企業がどうなっているのか? 是非とも参考にしたい。

なぜ、アメリカのベンチャー企業は元気

シリコンバレーへ着き、早速地元の企業の方々に、「シリコンバレーのIT企業はどんな感じですか?」と質問すると、「こちらのベンチャー企業は元気だよ。」と答えが返ってきた。

不思議、日本では、ベンチャー企業はこれからどうなるのか心配な企業が多いのに。

理由は簡単だった。 日本の場合、新しいビジネスを起こす場合、資金が厳しいベンチャーは、銀行に頼るしかない、しかし景気が悪くなると銀行は融資をしなくなる。日本のベンチャー企業にとっては、悪循環、最悪である。

アメリカの場合、資金の調達は、投資家から調達する。景気が悪くなっても投資家は、投資を止めないと言う。投資を止めたら自分達が苦しくなるからだ。だから今でもシリコンバレーの投資家は投資をし続ける。

まぁ、これはある人の話しだが、納得が行く回答だった。

ちなみに、シリコンバレーの投資は、今は、ITよりもバイオへの投資のほうが多くなてきている。

不景気から生まれるアイデア

アメリカではこの不況のなか、景気が良い企業も結構あるという。不況だからこそ、儲けようとするアイデアがいっぱい発想できるみたいだ。

一番驚いたのは、今回の金融危機の原因となる住宅のサブプライムローン問題、誰もが住宅販売業界は、最悪の景気と想像すると思う。

それが逆で、儲かってるという。なぜ?

サンノゼからサンフランシスコあたりの高級住宅は、数年前、本当に高額で売られていたそうだ。それがサブプライムローン問題に繋がっているが、ローンが返せなくなり、かなりの数が競売にかけられているそうだ。あれだけ高額だった住宅が、競売にかけられると格安に購入できる。これはチャンスと住宅販売業界は、景気が良い企業があるそうだ。

おもしろい、他にもいらいらなビジネスの話しを聞いたが、不況だからこそできるビジネスって結構あるんだと感じた。

日本の不況のなかでも、ビジネスチャンスは必ずあると私は信じることにした。さすがアイデアの国、アメリカだなぁ。

今回の最大のテーマ!

例えば、1000万円のシステムは、景気が悪くなればなかなか注文する企業はいない。しかし、10万円だったら?注文する企業はいるでしょう。100社あれば売上的には同じである。こんな発想で行こうではないか。

これが私が今回アメリカに来た最大のテーマ、『Cloud Computing』である。

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