台湾「COMPUTEX TAIPEI 2007」NGNのキーノートスピーチ!

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キーノートスピーチ「NGN」

弊社の職業柄、気になるキーノートは、「ネットワーク」!カンファレンスのスケジュールを見ると「NGN」のキーワードが目に入った。

時間的にタイミングがあったのは、「HD in the NGN Era」DS2 Design of Systems on Silicon社のMr.Victor Dominguez Richardsさんの基調講演だった。結構会場は満席だったが前方に一つ席が空いていたので、前から2列めの席に座った。ラッキー!

時間がなかったので、資料を入手できず、講演を聞いた。非常に聞きやすい英語とPowerPointの資料で良く理解できた。

200Mbps以上のPLC(Power Line Communications:電力線搬送通信)

このキーノートスピーチの概要は、PLC(Power Line Communications)の世界が、伝送速度が200Mbps以上の時代になってきた。家電は、ビデオも写真も音楽も全てIPを使って動かす時代が来ているという内容だった。

そのためには、High speed Accessが重要なポイントであり、Blue toothではなく、WiFi、802.11a/b/g/i/nではなく、PLC(Power Line Communications)だ。もちろん、PLCは有線だし、比較するものではないかもしれない。

PLCにすることにより、ビデオ、写真、音楽がIPになるということは、家庭内のケーブルも複数種類のオーディオケーブルや電源ケーブルも必要なく、非常にシンプルになる。記憶媒体もハードディスクだけで十分である。

そのほか、そのためのアプリケーションがまだまだ少ないことや、PLCは、全世界でいろんな企業や団体が動きはじめていることなどを話されていた。

更には、このDS2社が中心に、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、日本など、23メンバーが参加する団体UPA(Universal Powerline Association)が高速PLC方式を採用している。その高速PLCチップがDS2社製である。

その観点で展示会の見学をした。

キーノートスピーチを聞いた後、展示会場を回っていると、「PLC」関連の出展ブースでは良く理解ができた。200Mbps関連機器装置やIP-TVなど見るのが面白かった。

展示会は、キーノートスピーチで動向を理解し、見学するのが一番だ。

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