最近、社員がどこを向いて仕事をしているかが気になることが多くあります
もちろん第一にはお客様に向いて仕事をしなければなりませんが、これと同等に会社を向いても仕事をする必要があると私は考えています
自社の恥をさらすようで恥ずかしい次第ですが、会社へ報告をしてくれない理由を聞いてみました
- 客先リーダの日々の評価があれば会社へ報告をする必要は無いのでは?
- 日々お客様からクレームなく仕事をしているので、いちいち会社へ報告をする必要は無いのでは?
- 毎日プログラムを作り等で、結果をだしているからいちいち会社へ報告をしなくても良いのでは?
- 毎日職場へ行っているので面倒だから会社へ報告をしなくても良いのでは? etc
こういった話を聞き、“自分の所属する会社での評価”“自分の上司の評価”が昇給・賞与に結びついていることが実感されて(わかってもらえて)いないなと痛感しています
もちろん、これは私のアナウンス不足、教育不足に起因すると思いますが、昔の会社では当たり前のことであったため油断していたという面もあります
昔の会社は、身近に主任や口やかましい先輩などのチームリーダ的な人がいて、会社についてのいろいろなことを教えてくれました
しかし、最近の会社はどうかと言うと、意思決定の早いフラット型組織と言ったものがもてはやされて、社員(技術者)一人ひとりの仕事を縦割りに捉え、担当営業と技術者が一対一の関係になる形になっていて、伝わる情報量が少なくなっていることが多く見受けられます(こちらを参照していただくとわかり易いかもしれませんhttp://www.president.co.jp/pre/20060717/002.html)実は当社もこの形でしたが、今は主任制度を導入し、昔ながらのピラミッド型組織を目指し始めています
もう一点感じる事があります
それは、常駐型の仕事が多くなっている昨今の仕事事情が反映しているとおもわれる「技術者市場価格原理主義」(私が勝手に命名しただけですが)が蔓延していると言うことです「技術者市場価格原理主義」とは、技術者の稼ぐ売上を全ての評価の基準にしてしまうことです
このことについては、長くなるのでまた別の機会に書きます
当社は、フラット型組織を捨ててピラミット型組織を目指し、昔ながらの家族的な会社組織、規律とチーム力が活かせる組織を目指して行きます