前回の続きです
高速隊?からの帰りです
ようやく国道16号線に出ると、来るときに降りるはずであったバス停がありました
しかし、道の反対側にはバス停は見つからないまま「来た道を戻らなければならない」と自分のなかで再確認し、横断歩道を反対側の歩道へ渡りました
ここでバス停を探すために“右に行く(来た道と逆)”か“左に行く(来た道)”の選択を迫られました
私の場合このようなケースでは80%は失敗しますので(逆に行ってしまいます)、迷子の鉄則に則りその場から動かず、行きと同じようにタクシーに乗って駅までもどるべきとの結論に達しました、
そしてその場にたたずむ事10分、まったくタクシーが通りません
目の前の広い国道は、渋滞の始まりと言っていいくらいの混雑なのですが、まったくタクシーもバスも通りません。おまけに人も歩いていません(土曜日の昼前の時間で、これは不気味でした)
こんなことを考えていても帰れないので、しかたなく歩き初めました
書き忘れましたが、その日の朝、二日酔いの頭で「出頭するのだからスーツで行かなければ」と思い込み、ノーネクタイで前日と同じ黒いスーツを着ていました無人の広い国道沿い(片側二車線の広い道路)を黒いスーツを着た私がカツカツ歩いている、車はビュンビュン途切れなく通る、お店もあるが人影はない、と言った光景を考えてみてください
不気味ですね。完全に自滅していて、すれ違った人にも道を聞けませんでした
結局その後、30分以上歩いてもバスもタクシーの一台も通りませんでした(すれ違った人も2~3人、土曜日の昼前ですよ)
途中国道を左折すると大きなショッピングセンターがあるとの看板が目に入り、なぜか「そこに行けばバス停くらいはあるだろう」と思い、うかつにも左に曲がってしまいました
しかし、その看板は車向けのものであったことに気付いたのは、左曲がって5分くらい歩いた後でした(5分くらい歩いても何も見えないので、元の道に戻りました)
「くそ稲毛駅まで歩くか」とか「ダイエットになるな」とか「最初に左に行ったらバス停があったんだろうな」とか「喉が渇いた。まだ昼前だが店があったらビールを飲んでやろうか」とか考えながら歩き続けると、道の反対側にDaieiを発見しました
迷わず横断歩道を渡り、Daieiの敷地にはいりました(歩き始めて)
そこには沢山の人人人、私が遭難しかけているというのに、のん気にフリーマーケットまでやっていました(ここでも私の服装は浮いていました)
トイレを借りて再び外へ出てきてみると、道の反対側にバス停を発見!しました
結局もう少し歩けばバス停があったのです
しかし、バス停とバス停の間が徒歩40分以上と言うのも、かなり不思議です
再び横断歩道を渡ると、相変わらず無人の国道沿いのバス停に女子高生と若い女性が2名並んでいましたこの日の自分の雰囲気を思い、そこに自分が一緒に並ぶことを数秒間ためらいましたが、偶然バスが来てくれましたので無事稲毛駅行きのバスに乗ることが出来ました
バスに乗ってみてまた驚きました
バスには私とバス停に並んでいた二人の女性以外に乗客がいませんでした
と言うことは今乗った停留所は、始発の停留所であったのか?
とすると最初に見かけた逆側のバス停で降りた人は、どうやって帰るんだろうか?
あの時私が右方向に歩いていたらどうなっていたんだろうか?
疲れきった状態で稲毛駅に着き、昼ご飯とビールをと思いましたが、またドツボにはまると怖いので電車に乗って帰りました
駅改札の左右の出口を結ぶ構内の通路で、通行禁止のはずの自転車に惹かれそうになりながら・・・・