10月23日 奇跡の一言

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【前置き】

・私は大勢の前で「あいさつ」と言う話をすることが苦手ですしかし、プレゼンや会社説明は何とかこなせます

・今日あったJASIPAと言う団体の交流会は、私と同じようなIT企業の経営者が50名くらい、その他IBMやトーマツや有名企業の管理職が出席しています

・この日記を少し長いので、ゆっくりした気持ちの時に読んで下さい

今日は、3ヶ月に一度の憂鬱な日でした

そう、80人くらいの人達の前で偉そうなことを話さなければならない日

おまけに、いつもの「冒頭の挨拶」ってやつ

ここで話をする人達はみんな言います

「ここで話をすると凄く緊張するよ 社員の前だとなんとも感じないんだけど」

当たり前ですよね、50人以上もの社長がジッと話を聞いている前でスピーチをするのは、そりゃあ緊張するよね

私は、そもそも、「話が下手」、「即興性にかける」と言う致命的な欠陥をもっています

それでも、理事長と言う役職をずっと拝命しているので、いつも冒頭の挨拶は私になります(宴会等でも必ず最初の話を振らています)

「顧問Sさんに話方を教わるか?」「緊張せず話が出来るように修行するか?(どうするかがわからんが)」「役員Tさんは話がうまいなあ 真似するか?」「何と思われてもいいから気楽に、適当にすますか?」

本当に、ここ数年いろいろ考えていました

そして、下手でもいいから「何かメッセージを伝える努力をしょう」そのために「事前に言いたいことを考えて話をしよう」自分が出来ることは これだ と言う結論に達し、今日も「経済不況を乗り越えるために」と言う題材の話を緊張しながら5~6分してきました

あ~あ今日も上手く思いを伝えられなかったなあしかし、オレは何でこんなに話が下手なんだ と凹みつつ交流会での名刺交換に、営業の話に、と勤しんでいました

乾杯の挨拶、中締めの挨拶、両方で「理事長が言われていたように景気が後退していて・・・」と引用され、あ~あ、ネガティブに取られてしまったなあ最悪だなあ

と思いながら、2次会はパスして会場の外へとヨロヨロでて行くと、ビルの出口に若手IT企業の社長が立っていました

  • 和知「お疲れ様です もしかして、2次会を誘う係りなの?」
  • 若手社長「もしかして、行かないんですか?」
  • 和知「昨日遅かったから今日は帰るよ もう9時だし」
  • 若手社長「ハハハ、お疲れ様でした!」

・・・・・

  • 「今日のお話とてもよかったです」
  • 「とても感動しました」

この後、正直 生きててよかった と思ってしまいました

あまりの言葉に驚いて「ありがとう」とだけ行って去ってしまったので、戻って握手をしようかと、真剣に考えたほど、私が感動しました

何かでつまずいた時、

誰かの真似をするのではなく、

出来ないことを追求するのでもなく、

自分に出来るソリューションを真剣に考えて、見つけて、

それを一生懸命実践することは

こんなに素晴らしい結果を生むのかと思った一日でした

皆も、試行錯誤しながら、自分なりのソリューションを見つけてくださいね!