前回紹介した言葉の載っている冒険小説を読む前に、「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」にハマって読んでました
そう!警察小説です
体育会系が嫌いな一風変わった刑事、警視庁の係長42歳の樋口警部補が活躍するシリーズなのです
このシリーズの小説「朱夏」を読み、その中でとても元気付けられるくだりがあったので紹介します
主人公:「テレビを見ても、音楽を聴いても、何でもかんでも若者向けだ。」 「大人たちは若者の顔色を見ながら生きているような気がする。」
同僚:「そう。大人が自分たちの文化に自信が持てないってのも一因だな。」 「青春ばかりがもてはやされるからな。」
主人公:「いい年の大人が未だに青春している、などとばかなことを言っている。」
同僚:「私ら大人が自分たちの生活にもっと自信を持てばいいんだ。」 「青春なんざ、くそくらえだよ。」 「いいか、青春の次には朱夏が来る。」
主人公:「朱夏?」
同僚:「そう朱色の夏。燃えるような夏の時代だ。」 「そして、人は白秋、つまり白い秋を迎え、やがて、玄冬で人生を終える。」 「最も充実するのは夏の時代だ。」 「そして、秋には秋の枯れた味わいがある。」 「青春だけがもてはやされているのはおかしい。」
主人公:「青春、朱夏、白秋、玄冬ね・・・・・。まだまだ俺の夏は続きそうだな。」
まっこれを読んで、自分の年齢47歳は、まだ”朱夏”の終わりくらいで、もしかしたら、これからまだ少しは楽しいことがあるのかな?なんてことを真剣に思ってしまっただけですがね
”朱夏”って何歳くらいまでなんですかね
もしかすると私はもう、白秋なのかな