谷本さんは今回は至極まともなことを仰ってらっしゃる。煽る形でなくても文章書ける人なのねえw

そもそも、日本史も世界史も数学とかもきちんと学習して事実から理論を導く思考のトレーニングを積んだ上でプログラミングも学んでこそ良いエンジニアが成長すると考えるべきでしょうが。

まあ夏野の父っつあんのいかにも言いそうなことではある。

ちなみに谷本さんの言及からひとつ思うのは、明治期の軍人にプログラミングを仮に教えていたらどエライことが起きていたでしょう、ということ。

将校を目指す若者はほぼ例外なく漢文の素養があった、このことが英語を始めとする外国語を身につける基礎教養だったと私は確信しています。
テープレコーダーさえ無い時代に英語の他にドイツフランスロシア語をマスターした人間がゴロゴロと出現したのです。

あと、陸軍でも海軍でも大砲を撃つ以上は数学と物理の知識は必須です。マンガでわかる系の本が皆無な時代で理工系の素養も身につけたのです。

そんな彼らにJavaを教えたら?Scalaとか関数型言語を教えたら?
ビックデーターとか人工知能を研究しだしたら?
という仮定はとても面白いと思いますねえ。

視聴率は低迷していますが、かの大河ドラマにご登場の吉田松陰先生が夏野氏の言動を知ったら、きっと成敗するとアゲアゲになられること請け合いです。

元ネタの記事は↓でざんす。

http://wirelesswire.jp/london_wave/201503031606.html

実はツイッターでイケダハヤト師と池田信夫センセにブロックされている池田です。東京で延々と消耗している初夏でございますが、久々に頭にくる記事を見ました

日本でデスマーチが発生する理由とW杯コートジボアール戦のゴミ拾いの関係です。

どっかの漫画の原作者のように日本にいもしないのに日本のことを貶める発言をするこの方はどこの所属かと思いきや、やっぱりアチラのセグメントに属しているご様子でいらっしゃる。

そして、職務分掌で割り振られた以外の仕事、つまり他人の仕事をやってしまう人は、「迷惑な人」であり、「組織の最適化を乱す人」であり、「越権行為をするとんでもない人」です。「よく働く良い人」ではないわけです。簡単な仕事であろうが、親切心からやった行為であっても、他人の領域に手を出す人は、非難されるのです。

会社という組織における統制上の議論と、試合が終わった後のスタジアムでのゴミ拾いの意義を同じ土俵に載せて議論してしまうのは牽強付会を通り越してもはや暴論だと思います。

「美徳」は日本で輸出可能なしかも元手のかからない貴重な資源です。負けても勝ってもゴミを拾って帰るという行動こそ賞賛されて当然ですし、お門違いのロジックで貶めないで欲しいです。

日本でデスマーチが発生する理由は、もちろんこの記事の著者のようなビックでスノッブなセグメントの方々が属する組織の仕事の出し方に問題があるのは自明です。それとコミュニケーションの取り方にも大いに問題があるのでしょうが、そこは今回は省略。

一発レッドカードもらっても良いので、頭突きしてやりたいと思ったのはナイショ。