「スマートフォン&クラウドビジネス研究ワーキンググループ」大賛成!
JASIPA、SIビジネス委員会から、今月19日の会合の案内がメールで流れている。
http://www.jasipa.jp/msolution.php
今回の内容は、非常に面白い!
「アイパッドによる営業活動のプレゼンを学ぶ」講演者は、アイオステクノロジー株式会社 増田社長。
さすが、素晴らしいビジネス展開をしている。
私も非常に興味を持っている。
更には、「スマートフォン&クラウドビジネス研究ワーキンググループ」が結成されることは、本当に良いことだと思う。
クラウドに疑問があった。
私は、3~4年前、年に3,4回は、アメリカのクラウドビジネスの視察に行っていた。
展示会へ行ったり、カンファレンスを聞いたり、企業訪問をしたり、いろいろ調査した。日本でも2年前ごろから、騒がれ、どのIT企業もがクラウド化のビジネスを進めた。
私は、早くから調査している割には、すぐには動かなかった。実際には、すぐ動き、一部開発をしてしまったが、途中で保留した。
その訳は、日本とアメリカの文化の違い、市場の動きに違いがあるからだ。
日本では、オープンソースのビジネスは難しかった。アメリカのようには進まない。クラウドビジネスもそうであると思った。
どんな小さなサービスにもお金を払う習慣があるアメリカと「サービスは無償でしょ?」と思う習慣があった日本では、若干異なるものである。
クラウド商品の開発には、先行投資が十分に必要だ。出来上がっても、投資資金の回収には時間がかかる。そもそも、売り方も違う商品だ。
ウラウドを作ることは、技術的には難しく無い、問題はどうビジネス展開するかだ。
クラウドビジネスの難しさ
例えば、弊社のパッケージ『CallNavi(コールナビ)』と『telBee(テルビー)』がクラウド化されたらどうか?
導入済みのユーザーは、困るだろう。しくみ的に使えなくなるユーザもいるし、不公平を感じる人もいる。ただ単に、クラウドにするなら、数多くの競合製品がある。
クラウドにするには、その付加価値をつけること、既存のユーザーでクラウドに望ましいユーザーのみをクラウドへ移行してあげることだ。
私の考えは、重いオンプレミス製品から初め、その製品価値を進化させながら、ライト版製品を作り、シェアを広めていく。 そして次に、クラウドの付加価値のある製品を作り、一部の既存ユーザーをクラウド製品に移行しながら、新規クラウドユーザーを増やしていく。でも決して、新しい製品のみを進めることはしない、全ての製品を進化させていく、弊社の製品を使ってくれてるお客様が安心できる体制を作り続けていくことが重要だ。
クラウドビジネスの展開は、ストーリーが必要な気がする。ユーザーからしてみると、初期費用も安いし、使用した分だけの料金はメリットが大きいと思う。でも、それだけでは、IT企業の貢献度は低い、提供側企業の競合も多い。 だから、ただ単に、クラウド化は駄目なんだ。
そんなことで、スマートフォンとの連携は価値があると思う。
それゆえに「スマートフォン&クラウドビジネス研究ワーキンググループ」は大賛成です。
新大阪だ。
あっ、もう京都を過ぎた。次が新大阪だ。今、新幹線で大阪に向かってます。
「スマクラWG」、是非、参加します。