新年1回目のES委員会は、昨年施行された改正派遣法について勉強会を開催致しました。
「社会保険労務士 森事務所」の森先生を講師にお迎えし、10社12名の会員企業様の参加となりました。
※写真は第二部の懇親会+ディスカッション
第一部では、事前アンケートで注目度の高かった制度について、森先生から改正のポイントをご説明頂きました。
注目度TOP5
- 「労働契約申込みみなし制度」
- 「新たな許可基準」
- 「待遇に関する事項等の説明」
- 「キャリア形成支援制度」
- 「教育訓練の実施にあたっての留意点」
参加頂いた会員企業様の多数が「特定労働者派遣」かつ「派遣元(正社員送出し側)」という派遣事業形態となっており、事前アンケート結果はその特色が現れた内容だったかと思います。森先生には各社の状況に沿ったご説明を頂くことができました。
第二部では、ディスカッションとして質問や意見交換などを行い、多くの質問、意見が飛び交う中で終了時間となりました。
「特定労働者派遣」かつ「派遣元(正社員送り出し側)」の派遣事業形態にて、SES事業を行われている企業は多い事かと思います。
今回の改正では「特定労働者派遣と一般労働者派遣の一本化」という改正があり、特定労働者派遣においては「平成30年9月29日」までは経過措置として派遣業務を継続することができますが、その翌日以降は一般労働者派遣の申請が完了していないと、派遣業務を行う事が出来なくなります。
改正派遣法に準じた一般労働者派遣の申請ハードルが高くなっておりますが、今回の改正をピンチと捉えるのかチャンスと捉えるのか、または変化のきっかけとするのか、引き続きES委員会にて、情報交換、意見交換の場を設けて行きたいと思います。