グーグル社から、画像や音声の認識分野で威力を発揮する「テンソルフロー」という人工知能ソフトウェアを、オープンソースとして公開するとのニュースが今朝方ありました。
人工知能については、すでにメールの返信を自動で作成するアプリや、画像から人物を特定してマークするサービスなど、多くの方が知らぬ間に利用されているかと思いますが、その心臓部が公開されるという画期的なニュースです。
「テンソルフロー」は人間の脳の動きを取り入れた手法である「ディープラーニング」を採用しており、これまでの学習の速度や精度を大幅に向上させたものだそうで、人工知能の利用を広げるために今回の公開に踏み切ったとの事。
しかし、人工知能に学習させるという作業自体がかなり難関らしく、この技術者はパラメータを微調整を試行錯誤で経験を積み学習させるという、忍耐力を要する技術が必要となるそうです。
話は少し変わりますが、ビッグデータについても、そのデータを分析するデータ・サイエンティストが重要なキーパーソンとなる今日この頃。
先の人工知能に物事を学習をさせる技術者と同様、ソフトウェアの開発だけでなく、それを活用するための技術者が必要とされており、IT業界はより一層様々なスキルが必要としている業界となってきております。
今朝のニュースに触れ、オレンジアーチも楽しみながらチャレンジを続け、新しい技術を活用してゆきたいと思うのでありました。