皆様へのお知らせ(最後の更新となります)

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家内(山田みち子)の代わりに夫の私が代筆させていただきます。

家内の山田みち子は、平成27年6月19日の午前2時に永眠しました。

くも膜下出血が原因という急な死であったため、倒れてから亡くなるまでの1週間はICUで過ごし、意識は戻らないままでしたが、耳は聞こえていたようで、問いかけには涙を流し、反応していました。

家内は、ファイナンシャルプランナー(以下FP)として様々な方のお役に立っていたと聞いています。
亡くなる直前には相続士の資格もとり、夫婦の老後の生活設計の一案として、新潮社から「相続なんか気にするな!」という本を世に送り出しました。
この本は、家内が亡くなる2か月前に発売されました。
(処女作が遺作になってしまいましたが)

私を驚かそうと企んでいたのか、このことは私には内緒にしていたようで、発売日に一緒に外食した時に初めて知らされました。
FP、相続士の資格を取ったときもそうですが、この日に家内が見せた一番の笑顔を忘れることは出来ません。

故人がこれからのことを一番楽しみにしていたことを思うと、無念であったと思いますが、発刊いただきました新潮社様のご尽力には大変感謝をしています。
この場をお借りして御礼申し上げます。

家内のブログの存在は知っていましたが、私の方では手だてが分からず、皆様へのご連絡が遅れてしまいました。
株式会社ジョルスの住吉様からのご連絡を持って、書き込みを行うことが出来ました。
ありがとうございました。

現在、私は娘夫婦と一緒に生活を送っています。
家内の死後、娘も家事、仕事を行う中で、大人の女性に成長している姿を、家内も天国から見ていて、安心していると思います。

FPという仕事柄、人の役に立つというということ、自分の周りの人に対する気配り、面倒見のよさが家内のいい面であったと思います。
一方、頑張り屋である家内の体を気遣い、「オレたち夫婦も50半ばだし、そろそろ脳の検査もしないといけないね」ということを亡くなる1年前ぐらいから、家内に伝えて(念押しして)いました。
家内はその矢先に病に倒れ、永眠となりました。
オペを執刀していただいた先生に、「1か月、2か月前に脳の検査をしていたら…」と聞いたところ、「助かっていたはず」という重い一言が返ってきました。

最後になりますが、このブログを見ていただいている皆様にお伝えしたいことは、自分の体は自分で守る(管理する)ということです。
具合が悪い、体調が優れないということは、本人が一番分かっていることです。
家内のように、人への気遣いも大事ですが、自分の体が健康でなければ、人を気遣うことは出来ません。
厳しい言い方ですが、家内の死は、これを疎かにした結果が招いたことと思っています。

皆様が健康で、素晴らしい老後を過ごしていただくことを、家内に代わりお伝えしたく、長文になりましたこと、お詫びいたします。
また、山田みち子が生前、お世話になった方々には、このブログを借りて、厚く御礼申し上げます。

この書き込みで、家内も安心したと同時に、皆様には改めて感謝していると思います。
『FP山田みち子のブログ ~ だいじょうぶ・だいじょうぶ!』をご覧いただき、ありがとうございました。

山田 衛

119件のコメント

  1. ジョルス住吉

    山田衛さん、山田みち子さんの綴った記録の締めとして、記事の提供、ありがとうございました。このような形でブログを完結できて、感慨深いです。

  2. 細田 章一

    故:山田みち子さん
       御世話になりました。
       貴方の思いは伝わってますよ。
       やすらかに。

  3. 中西佐登司

    山田みち子さん
    いまだにまだ、いつもの笑顔が記憶に新しく、笑い声が聞こえてきそうです。
    旅立たれてからもう2年になるのですね。
    ゆっくりと安らかに永眠されますことをお祈り申し上げます。

  4. 山田 衛

    住吉様
    この度、色々とお手数をお掛けし、ありがとうございました。
    家内も感謝していると思います。
    家内に変わって御礼申し上げます。

  5. 山田 衛

    細田様
    家前は家内が大変お世話になりました。
    一昨日、家内の三回忌を無事に済ますことが出来ました。
    家内に変わり、御礼申し上げます。

  6. 山田 衛

    中西様
    生前は家内が大変お世話になりました。
    一昨日、家内の三回忌を無事に済ますことが出来ました。
    家内に変わり、御礼申し上げます。

  7. admin

    早いもので、山田みち子さんが逝って、もう2年が立ちますか?
    JASIPAの懇親会で良くご一緒していただき、終わった後、”又、今度ね!”と
    云った、そのままの状態の様な気がします。
    印象深い出来事では、JASIPAのミニ交流会に来られ、「私、今、ある本を
    執筆中なの、その参考に、堀さんのお話しを聞かせて、、、、」と云われた
    時のことを思い出し、感無量です。
    何と、その本「相続なんか気にするな!」(新潮社)の中のH氏と云うのが、
    私でした。恥ずかしかったり、嬉しかったり・・・・・・。
    しかし、このブログももう更新されないかと思うと、寂しい感がいたします。
    ご冥福をお祈りいたします。
    (堀事務局長のコメントを事務局スタッフが投稿致しました)

  8. 山田 衛

    堀様
    コメントを頂戴し、ありがとうございます。
    また、家内の本の執筆にもご協力をいただき、重ねて御礼申し上げます。

    堀様のコメントを拝見し、当時のいきいきとした家内の顔が浮かんできました。

    「相続なんか気にするな」の本がある限り、家内のことを思い出していただけたら幸いです。

    この度は本当にありがとうございました。
    家内に変わって御礼申し上げます。

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