実力七分、はったり三分?

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エンジニアだった頃の私は、顧客から仕事を依頼されて「出来ません」と言ったことが無かったかも知れません。
宮里三兄妹のCMではありませんが、仕事の進め方を想像しながら「なんくるないさ」のようなノリで「はい。分かりました」と応えていました。

もっとも後で色々調べていくうちに、新規性の高い難しい仕事であることに気が付いて、冷や汗が出ることもありました。
「出来ない時は最初に言いなさい」と怒られたこともあります(笑)。

「私は」と言うより、あの頃の回りの若手技術者は皆そうだったと思います。
仕事は承けるもので、出来る出来ないを考えるものではないという感覚だったような気がします。

また、一括でチームとして請負う場合には出来る出来ないを自社として吟味しなければなりませんが、それ以外の場合には現場にご質問が出来る教育担当・リーダー・その他指導的立場の方がいらっしゃるならば、チャレンジ精神でやらせて頂ければ、有り難いことであることは言うまでもありません。
慢性的に人手不足の業界ですから、顧客もチャレンジしてくれることを望んでいるものです。

誰が言ったか忘れましたが「仕事は実力七分、はったり三分で受けるもんだ」(笑)とか聞いたことがありました。
随分と乱暴に聞こえますが、心意気(笑)と解釈してください。
当然ですが、研修を受けたばかりの未経験者の場合には「多少の知識はありますが経験はありませんよ」とスキル表に書いてあるので「はったり」の部分に該当するのは「やる気」ということになるでしょう。
強いて言えば「実力一分?、やるき九分」でしょうか。
ただ、現場の顧客や先輩社員に100%任せっきりにするのではなく、会社らしく社内でもバックアップ体制は必要だと思っています。
社内SNSはそういうことにも活用していきたいと考えていて、守秘義務に抵触しない範囲で、公知の技術に関してQ&Aが出来れば良いと考えています。

明日から技術研修を主担当とするマネージャが、やっと内勤となりました。
今までお世話になったお客様に、深く感謝いたします。
SH君、宜しく!